髪についてのQ&Aと考え方

「アイロン仕上げは、どうなの？」

2022年10月19日

当店のブログにご訪問頂きまして、ありがとうございます。

トリートメント剤を使わないヘアケアサロンです。

13年間ヘアケアサロンとして、ヘアカラーや縮毛矯正も
おこなってきたピュアティが、髪に関して解説してまいります。

髪にお悩みがある方は、知ることによって解決へと導くブログとなっております。

どうぞごゆっくりご覧になっていってくださいませ。

今回は、お客様からのご質問で頂いた
「アイロン仕上げってどうなの？」
というご質問に関しまして、解説させて頂きます。

1- ツヤは必ず出ます。

髪にツヤが出る仕組みでございますが、

ひと言で申しますと、

「髪の表面のキューティクルが整っている状態」

を、つくるのみです。

それ以外にオイルやスタリング剤などで、表面的に何かの光沢を作り
一時的なツヤを、擬似的に作る事を除いては、他にございません。

くせ毛やダメージ毛の方にとって、ツヤを出すことが、

なぜ、そのような結論になるかと申しますと、

「光の屈折」でございます。

ツヤは、光の反射ですので、髪の表面のキューティクルの状態が、

曲がっていたり、歪んでいたりしたら、光が乱反射して、

綺麗なツヤには見えません。

しかし、そこに熱のちから（アイロン・コテ・ブロー）もしくは、

お薬のちから（縮毛矯正）などを利用して、表面のキューティクルが整うと、

光が正反射して、均等な屈折が起こり、髪のツヤとなります。

それ以外は、何かをつけて（スタイリング剤など）、一時的にツヤを出すしか方法はございません。

その中でも、一番のキューティクルが瞬時に整うのが、アイロンとコテです。

熱系のトリートメント剤で、

アイロンの熱を利用した仕上がりのものもございますが、

アイロンの仕上がりを行えば、キューティクルは整いますので、ツヤは出ます。

しかし、ダメージがゼロというアイロンなどは、残念ながらございません。
（手にあてても火傷をしないアイロンがあるといたしましたら、ダメージゼロかもしれません）

2- ダメージゼロでのツヤは無いです。

くせ毛やダメージ毛の方が、ツヤを出す時にの選択肢は、

一時的にキューティクルを整えるには、熱のちからを使った

①アイロンやコテを使う

②ドライヤーでブローを行う

一時的に表面に何かをつけてツヤに見せるには、仕上げ剤を使った

③スタイリング剤（ヘアオイル・ワックス・バームなどの油）をつけてツヤに見せる

一時的にツヤを出すには、以上のみとなります。

半永久的に、ご帰宅後シャンプーなさっても、乾かすだけで、

ツヤ（キューティクルの整った状態）を維持なさるには、薬剤のちからを使った

④縮毛矯正の一択のみ

となります。

シンプルにこの４択しかございません。

①〜④全て、ダメージを伴います。
（いっけん③はダメージとは無縁に感じられますが、シャンプーで落としきれないモノが多く、髪表面に残って、乾燥・酸化を導きます。）

つまり、元から直毛でキューティクルの強い髪質の方以外は、
ツヤを出すためには、何かしらのダメージを伴うもの
という事を認識してくだされば幸いです。

ピュアティでは、一時的な仕上がりに関しましては、
①よりもダメージの少ない②のブロー仕上げを、
半永久的なものでは、当然④の縮毛矯正を選択いたしました。
③は、皆様普段のシャンプーでは、落としきれなくなってしまうので行いません。
完全にすっぴんの髪仕上げのみとなります。

３−まとめ

髪のツヤを作る時点で、なんらかのダメージを伴う事になってしまうという事が、

ご理解頂けましたでしょうか。

それらのダメージを回避なさるためには、

シャンプーでも落としきれない何かで髪を守るのではなく、

その前段階で、熱や酸化に耐えやすい状態になさってから、

熱や薬剤のちからを借りて最小限のダメージで終了する事が大切です。

美髪の毎日を、当たり前の毎日に。

綺麗な髪でお過ごしくださいませ。

最後までお読み頂きまして、ありがとうございます。

ピュアティがどのような思考の美容室かご興味ある方は、

オーナーの考え方にフォーカスしたこちらのHPもご参考になさってくださいませ。