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いたまないアイロンは存在しない【動画あり】

当店のブログにご訪問頂きまして、ありがとうございます。

トリートメント剤を使わないヘアケアサロンです。

13年間ヘアケアサロンとして、ヘアカラーや縮毛矯正も
おこなってきたピュアティが、髪に関して解説してまいります。

髪にお悩みがある方は、知ることによって解決へと導くブログとなっております。

どうぞごゆっくりご覧になっていってくださいませ。

今回は、改めて多くの皆さまが活用なさっていらっしゃるヘアアイロンについて解説させていただきます。

1|ヘアアイロンは、ツヤとダメージへの最強アイテム


ヘアアイロン(熱処理)は、縮毛矯正(薬剤)も同様の事が言えるのですが、

「きれいな髪」作りに対して、髪がよくなるわけではなく、最強の諸刃の剣と言えます。

1-1|最強の艶出しアイテム

その場の仕上げで、一瞬にしてツヤをだせるとしたら、やはり「アイロン」です。

ご自宅でお使いの方も、サロン仕上げでアイロン仕上げをして頂く場合も、

おそらく言うまでもなく、皆さまご実感なさっていらしゃるかと思います。


髪の毛の内部も外部も服と同じ繊維質になっておりますので、

水分を蒸発させて加熱プレスする事によって、

切れたりつながったりする結合に働きかけ、

髪を曲げたり真っ直ぐにしたりの理想的な形状を、一瞬にして完成させます。


まさに、服のアイロンがけで少し霧吹きしたり蒸気タイプの方が、

綺麗にシワを伸ばせるのと同じ原理です。

1-2|最強のダメージアイテム

上記のように、本当にの便利アイテムであるヘアアイロンですが、

残念ながら、最強のダメージアイテムでもあります。


ご家庭でアイロンを常用なさっていらっしゃるとしたら、

普段の日常生活の中のダメージ要因の中の、

一番の原因がヘアアイロンだと思ってください。


日常の生活のヘアダメージ理由は様々ではございますが、

ブラッシングの摩擦ダメージや、紫外線・エアコンの酸化ダメージなどと比べても数十倍、

同じ熱ダメージとなるドライヤーでさえもかなわない最強の熱ダメージが

ヘアアイロ
ンです。



髪ではなく、お肌にあてる

と、例えて頂くとわかりやすいのですが、

ドライヤーの熱ダメージでも、吹出口を一箇所にあて続ければ、数秒で100℃に達します。

ヘアアイロンでしたら、最初から完全に100℃以上の鉄板プレートの直あてとなります。

数秒も無理で、0.2秒で火傷完成です。

私たちの身体と同じタンパク質であるお肉も十分に焼けます。

https://youtu.be/girPQyrhvqI

(動画出典:You Tubeより)




ご自宅でも、クセを伸ばすため、ツヤを出すため、美容室も含めて、

最低でも130℃以上でおおかた数秒以上は、あてていらしゃると思います。


髪には神経細胞も温点もございませんから、髪の悲鳴は聞こえませんが、

一瞬でダメージを加速させる最強アイテムとも言えます。

1-3|仕上げではブローまで

「一瞬の最強のツヤ」よりも「一瞬で最強のダメージの回避」を、ピュアティでは、選択いたしております。


基本的にクセを伸ばしたりツヤを出したい方は、

ドライヤーでのブロー仕上げまでにいたしております。
(イベントやTPOでのコテ巻きなどの場合ご希望などの場合は、行わせて頂きます)


ヘアアイロンで、髪をツヤツヤにサラサラにふんわりに仕上げるのは、

一瞬でかんたんに極上です。

しかし、それには、見た目とは完全に裏腹で、

見えない髪の中で、瞬時に最強のダメージが起きている事を認識いたしましょう。



2|いたまない(良くなる)アイロン・ドライヤーは存在しない


美容家電アイテムは日々進化しておりますが、いたまないヘアアイロンやヘアドライヤーは、今の2021年の段階では存在しません。

2-1|やればやるほど熱ダメージは加速する

「いたまない」というヘアアイロンやヘアドライヤーや、
 
なかには、「やればやるほど髪が良くなる」というものも、

たくさん発売されております。


「やればやるほど髪が良く見える」という表現でしたら、同感でございますが、

「やればやるほど髪が良くなる」「いたまない」ヘアアイロンやヘアドライヤーは、

ピュアティでは存在しないと考えます。
(前述のユーチューバーさんの動画で使用されているアイロンとコテも、いたまないと言われているアイロンのひとつのうようです)

みなさまも迷われた時に、かんたんにできるご判断基準方法です。

仮に、お肌にずっとあてても「火傷をしないヘアアイロンやヘアドライヤー」が登場したら、

少なくとも「いたまない」と言えます。


髪も人間の身体の一部でありまして、80%近くはタンパク質でできております。

お肉のように一瞬で変色はいたしませんが、

髪も同じ箇所に何度も繰り返しアイロンを使用すれば、

最後には色も抜け変色し、固くなってきます。

もちろん、そうなる前にダメージには気づきましょう!

2-2|スタイリング剤+アイロンは、絶対に落とせない凝固なコーティング完成

「アイロンの熱から守る〜〜」などのケアアイテムやヘアオイルなどもございますが、

あまりピュアティでは推奨をいたしません。


ヘアケアの記事でも、ご説明させて頂きましたが、

揮発性性・非揮発性関係なく油は酸化いたします。

酸化要因を増やす必要はなく、

100℃以上の熱は、その油の酸化を加速させます。


熱によって溶解された油は、髪にこびりつきシャンプーはもちろん、

ピュアティの髪のクレンジングでもかんたんには落とせなくなります。



オイルや被膜が落ちる時には、一緒にキューティクルを剥がしたり、

傷つけたりする可能性があります。

そしてまた、ヘアオイルやアウトバストリートメントをつけたくなってしまいます。。。。


髪にいろんなモノをつけてから使用したアイロンは、

その溶解したプロダクト類がアイロンのプレートにこびりついてよごれています。

皆さまも、ご自宅で何かをつけてアイロンなさっている方は、アイロンのプレートが汚れてないでしょうか?

つけたその製品が溶けてこびりついた汚れです。

髪にも同じように溶けてこびりついてます。。。。。そして剥がれる時にキューティクルも剥がします・・。


ピュアティでは、ほとんどの場合、髪のクレンジングでなるべく素髪の状態にさせて頂いてから、
縮毛矯正の場合もおこないますので、どのアイロンも何年も使用していても綺麗なままです。

本当に芯から元気な髪は、何かで髪を守らなくても、ダメージを回避することが可能です。



そして、古い動画ですが、
いろんなものをつけまくってアイロン(コテ)をおこなった悲劇の少女の動画です。

出典動画:You Tubeより

想定でしかございませんが、

根元から断毛してしまうのは、おそらく根元にカラーやブリーチをおこなった後で、

そのダメージもかさなった悲劇とも予測されます。




床や車は、保湿する必要性がないので、

ワックスがけのフルコーティングでピッカピカでOKでございますが、

髪をそのようにしてしまいますと、

光沢は極上の反面、保水機能を低下させて、乾燥を加速させ固くなり、

ブローやアイロンにも力も入り、温度も上げないということもきかなくなります。

最後は、髪自体耐えられなくなり、悲しい状態となる負のループです。


2-3|アイロンの温度問題の前に。。

「アイロンは何度ぐらいが良いですか?」というご質問を多く頂きます。

シンプルに温度だけで申しますと、130℃ぐらいで行って頂ければ理想ではございますが、

おそらく低くても140℃〜150℃ぐらいの方々が多いのではないでしょうか。


しかし、それ以上に前述の事柄を認識して頂ければ、

自然となるべく低温で行おうという意識になってくださるのではないでしょうか。

2-4|熱と力

縮毛矯正の講習を全国を5年間でとびまわった時がございました。

縮毛矯正の重要な工程のひとつに、アイロン工程がございます。


何十人という縮毛矯正の達人達の施術を拝見させて頂いて、

共通するひとつの共通点を見つけ出しました。

それは、アイロン工程の「温度」ではなく「」でした。

もちろん、温度設定も大切なのですが、

物理的に大きなダメージとなるのは、

アイロンで髪をプレスする力とひっぱる(スライドする)力です。


これは、皆さまがご自宅でヘアアイロンをなさる時にも、

同じことが言えます。

皆さまがYou Tubeやライブ配信で

ヘアアイロン配信をおこなっているのを拝見させて頂くと、

9割の方々は、アイロンで挟んだ髪を思いっきり引っ張っておられます。


縮毛矯正の上手い美容師さんは、髪を挟んだアイロンで引っ張るのではなく、

逆のアイロンを持っていない方の手で髪をひっぱりクセを伸ばします。

その逆のでクセを伸ばした状態のまま、

挟んだアイロンは実はほどんど強く押さえて(プレスして)いないです。

さらにアイロン側は、引っ張ること(テンションかけること)はせずに、

滑らすだけです。

つまり、イメージ的には、

「ヘアアイロンを挟んでひっぱる」

のではなく、

「ヘアアイロンをのせて滑らせる」

だけです。


たったそれだけ?と感じられるかもしれませんが、

たったそれだけの「力」のかけかたの違いだけでも、

皆さまの髪へのダメージはかなり違ってまいります。


100℃以上の鉄板プレートを直あてされているだけでもハイダメージなのは、前述の通りです。

さらにそれ以上にプレス(挟まれ)され、テンションかけられる(引っ張られる)とうのは、

髪にとっては、もう拷問に近い状態です。


髪にヘアアイロンでクセを伸ばしたり、やコテでカールをつける場合は、

なるべくやさしくアイロンを滑らせるようにおこなってあげてくださいませ。

3|縮毛矯正でアイロンを使用する理由


そうは言いつつも、ピュアティでもヘアアイロンを使用する時がございます。
縮毛矯正の中間アイロン工程の時です。

2-5|いたまないアイロンはないという現実を踏まえたオススメアイロン

何度も何度も申し上げますが、

髪がいたまないヘアアイロンはございません。

それを踏まえた上で、どのヘアアイロンなら良いのかというご質問も頂きます。



そこで、当然アイロンの機能をしっかりと備えたままで、

ゆっくりと熱を伝えることのできるシルクプレートアイロン「ラディアント」。

これが、皆さまがご家庭で使用なさるのは、髪への負担も少なくオススメです。



ご購入はこちら

実は、このミニアイロン携帯バージョンもございます。

残念ながら、こちらは店頭販売のみです。

当店は、携帯用ミニアイロンも取り扱い店です。

5|アイロンと上手く活用していくためのまとめ


どんなに高機能でも、

「まったくいたまないアイロン」や「髪が健康になる」アイロンは存在せず、

使えば使うほど、ツヤや手触り感は良く感じても、

髪の中はそれに相反して、ダメージが進行して行くという事を忘れずに、ご使用頂ければ、

アイロンダメージが日々少なくできるはずです。


一箇所に長時間あてない、

挟んだ髪を思いっきり引っ張らない、

「アイロン前の熱から守る〜」何かに頼りすぎない、

など、髪に熱さは感じませんが、

常にお湯が沸騰する100℃以上の鉄板をあてている

という事を意識して頂ければ、髪にやさしいアイロンワークができるはずです。

ぜひ、髪をいたわってあげてくださいませ。




綺麗な髪でお過ごしくださいませ。

最後までお読み頂きまして、ありがとうございます。



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