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人生で一番長く付き合う髪の薬剤

当店のブログにご訪問頂きまして、ありがとうございます。

トリートメント剤を使わないヘアケアサロンです。

13年間ヘアケアサロンとして、ヘアカラーや縮毛矯正も
おこなってきたピュアティが、髪に関して解説してまいります。

髪にお悩みがある方は、知ることによって解決へと導くブログとなっております。

どうぞごゆっくりご覧になっていってくださいませ。

今回は、ヘアカラーについて解説させて頂きます。

美容室のお薬を使うメニューといえば、

ヘアカラー・縮毛矯正・パーマの3つが、

ほとんどのサロンさんで代表的だと思います。


その中でも、生涯のうちで一番長く、一番回数も多く、

お付き合いしていくメニューは、

「ヘアカラー」です。

理由は、多くの方々が、30代〜白髪に悩まされ、

目立ちやすい方は、毎月〜40日ペースでカラリングをおこないます。

仮に、30歳から80歳まで、毎月ヘアカラーをおこなったといたします。

生涯の施術回数は、600回となります。


どんなに、美容室が好きで、パーマを何度もかかえられる方でも、

どんなにくせ毛にお悩みで、縮毛矯正を高頻度でなさる方でも、

おそらくこのヘアカラーの回数にはかなわないはずです。


つまり、人生の2/3の期間もこれだけ一番高頻度でおこなう

ヘアカラーが大きく貴女様の日常の髪に大きく影響を与えているひとつとなります。


影響力が大きいヘアカラーについて、何度かに分けて解説してまいります。

1|ヘアカラーの歴史


「髪を染めたい」(特に白髪を)という思いは、古代の古くからの私たちの祖先も

「変わらない思い」だったようです。しかし、当然ヘアカラー剤などは当時はありませんでした。

1-1|起源

紀元前3000年以上前に、皆さまご存知の「ヘナ」でヘナタトゥーとして、

身体の皮膚細胞に染色できることを知っていた古代人は、髪の白髪にも染色できる事を発見していたようです。

ただし、ヘナはご存知の通りに、白髪がオレンジに染まるだけで、

黒髪やブロンドでも、元の色はほぼ変わらないです。


なんとか髪を明るくしたいという思いからか、

灰(アルカリ成分)を髪に塗り、太陽の下で何時間も紫外線を浴びて酸化させて、

髪を明るくしたという記録が残っているようです。


ヘナの歴史の古さにも驚きですが、

灰(燃えかす)がアルカリ性だった事と、

太陽の紫外線で酸化を起こす事、

アルカリ+酸化で、髪を脱色できるという事を知っていた事に、

先人の知識と知恵に脱帽です。


どこの昔の人でも、

「髪のいろを変えてみたい」

「白髪を染めたい」

世界共通のようです。

1-2|日本でのはじまり

江戸時代ころから、庶民の暮らしが安定して

白髪や髪の結い上げのツヤも気にするようになりました。

染めるまではいきませんが、白髪をぼかす程度で黒色のびんづけ油を塗っていたようです。


その後、明治に入り、

おはぐろ(タンニン酸と鉄分)を用いて、10時間空気酸化で時間をかけ

「染める」という事をおこなっていたそうです。

ここが、髪に色をのせるだけの一時的な色乗せではなく

実質、髪の中まで染色(染める)事の日本での始まりと考えられます。


明治中期には、ジアミン(現在の染料の1剤と同じ成分)が入ってきて、

それを塗って2〜3時間の放置で終わるようになったそうです。

それまでが10時間放置でしたから、革命的な時短です。

当時の新聞には広告も載っていたようです。

画像出典:日本ヘアカラー工業会より




大正時代に入ってから、ついに過酸化水素(現在の染料の2剤と同じ成分)が認可され、

現在と同じように、20〜30分でヘアカラーが可能になりました。


明治〜大正で、10時間→20〜30分ですから、

進化スピードが強烈です。

しかし、逆に大正〜令和は、ケア剤やダメージレスの進化はあれど、

時間に関してはほぼ変わらずというのが、残念です。



ピュアティでは、ケア剤が薬剤の浸透力をあげてくれるので、
平均カラー放置時間は、18分です。若干、進化した時短となっております。


1-3|本格的なヘアカラーライフ

昭和に入ってから、日本に西洋から「パーマ」が入ってきました。

結い上げを下ろす文化が根付いた日本人女性にとっては、

華やかなカールやウェーブスタイルが、

セットローションを使わずになれる事に強い憧れを抱きました。

そのパーマの勢いで、ヘアカラーの需要は追い越されました。


戦後もバブル期あたりのソバージュパーマまで、

パーマ需要は続きましたが、

徐々に髪のいたみを気にされるようになり、

パーマを強くかける事から遠ざかりました。

ストレートの状態の方々が増えると、

白髪が目立ち始め、再びヘアカラーに再燃。

パーマの需要と逆転いたしました。



若年層も再び外国人(欧米人)の髪の明るさに魅力を感じ、

ハイライトやメッシュを、

セクション・インナー・バレイヤージュに進化させました。

1-4|これからのヘアカラー

白髪へのコンプレックスは、古くから世界共通ですが、

グレイヘアーを受け入れる方もいらっしゃいます。

ですが、これだけ長年人類が悩まされた白髪です。

おそらく、この先も少なくとも積極的に受け入れられるような流れはないかと感じます。


アレルギーの方が増える可能性も高いので、

よりさらにオーガニックベースや、自然派思考がメーカーにも多くなってくるのではないかと思います。

日本人の多くの方々が黒髪です。

そのため、黒に何色を混ぜても、ほとんど変わらないのが私たちの宿命です。

しかし、それでもある程度は「色を楽しみたい」ともちろん感じますので、

色を抜いて入れるという作用をもたらすのが一般的なヘアカラーです。


20代でファッションカラー・デザインカラーを楽しまれて、

30代以降はグレイカラーを行なう、

という流れは、この先の時代も変わらないのではないでしょうか。


2|ヘアカラー剤の種類

以前にもカラー剤の種類はご紹介させて頂きました。

詳しくは、上記の記事をご参照頂ければですので、

大まかにだけ解説させて頂きます。

2-1|アルカリカラー剤

歴史上にも出てきた、アルカリの染料と酸化剤を混ぜて発色させるのがアルカリカラー剤です。

一般的に、日本人の黒髪に対して、安定した色のご提供ができるのは、

このアルカリカラー剤があるから
といえます。

2-2|ブリーチ剤

染色はせずに、単純に髪の色を抜くだけの工程です。

Wカラーで、後から色を入れることによって、より原色に近いビビッドな色にすることができます。

2-3|植物性カラー

代表的なのはヘナですが、薬剤ではないので、

色を抜く作用は全くありません。ですので、黒髪の色は変わりません。

白髪には、その植物染料そのものの色になります。

2-4|ヘアマニキュア

髪のコーテング剤に色がついていて、髪の内部に入る成分はございません。

ですので、黒髪はほぼ色は変わりません(光によってはうっすら光沢のある色に見える)。

白髪にもコーティングしますので、その色そのままに見えます。(内部には染色されません)

そのまま爪のマニキュアと同じイメージです。


3|リタッチとフルカラー(フルタッチ)


髪の根元のみを染めることと、毛先まで染めることの意味の違いです。

3-1|リタッチカラー

地毛が伸びてきた根元の部分のみを染める方法です。


ピュアティでは、毛先までの綺麗な髪を保つために、
基本的に、このリタッチカラーのみを推奨しております。
色味や明るさを変えていく場合も、
リタッチカラーで少しずつ変えていく事によって、
髪の負担は少なく、ご自身も少しずつの髪色の変化に、
日常生活の中でも目が慣れていかれます。

3-2|フルカラー(フルタッチカラー)

毛先までおこなうかカラーです。

ガラッと色や明るさを変える事はできますが、

髪にとってはダメージが大きくなります。


通常、前回のカラーをおこなった部分(既染部)には、

弱めのお薬での施術となりますが、ダメージゼロという事はございません。

毎回、毛先までヘアカラーをおこなっていれば、

きれいな毛先までの髪を得る事は難しいです。

4|市販ヘアカラーとサロンヘアカラーの違い


市販のヘアカラー剤と美容室のサロンヘアカラー剤では、お薬自体の処方がだいぶ違います。

4-1|お薬の力の違い

お薬の強さだけのい比較ですと、市販のヘアカラー剤の方が強いです。

理由は、「だれが染めてもなるべくしっかりと染まる」設定にしておかなければ、

商品にならないからです。

そうしますと、どうしてもお薬自体のパワー(アルカリ度数)を上げなければなりません。

結果的に、簡単に明るくなったり、色も染まりやすくなると思いますが、

必要以上に髪のダメージは加速します。



片や、美容室のサロンカラーですと、市販のヘアカラー剤よりも、弱めの設定になっております。

理由は、私たち美容師が毛髪診断をして、

「最小限のお薬の力(パワー)で設定(薬剤調合・時間配分)をして染められるから」です。

ですので、ヘアダメージも必要最低限のダメージに抑える事ができます。



病院の処方箋薬のように、市販よりサロンの薬剤の方が強いイメージでございますが、

実は真逆でして、

市販のヘアカラー剤の方が強く、

サロンカラーの方が弱いのです。

4-2|塗り方による影響 

サロンカラーですと、通常、先程のようにリタッチカラーも可能でございますが、

市販カラーでご自宅で、ご自身の髪をカラーなさる場合、

まずこのリタッチカラーをおこなうことができません。
(美容師のわたくし自身も不可能です)

ですので、必然的に毛先までお薬がついてしまいます。
(泡タイプなどは特にです)

ただでさえ強い市販のお薬を、

毛先までダメージさせてしまうのは、

毛先まで綺麗な髪」からは遠ざけていってしまいます。

5|ペンキを塗り替えるように、簡単に色は変えられない

毎回、髪色をガラッと変えられたら、本当に楽しいです。ダメージを視野に入れなければ、無理にでも変えることはできるはずです。しかし、最後は髪は耐えられなくなってしまいます。

5-1|ファッション的要素としてのヘアカラー

ヘアカラーのみならず、カットでもパーマでも美容室で行なう施術には、

ファッション的要素が含まれております。ご自身の髪でいらっしゃいますので、楽しんで頂きたいです。

しかし、お身体の一部でもございます。

これだけ、お身体の一部の部位だけを切ったりかたちを変えたりできる箇所は、無いです。

ヘアカラーに関しても、髪の毛の中の色変えずとも、

ペンキのように毎回上乗せでガラッと変えられればどれだけファッション的に扱えられるか・・・。

しかし、仮にそのような染料を髪にうわのせし続けてしまうと、

やはり最後に髪は重くなり、水分補給もできない髪となり、痛みきってしまいます。


「髪の毛の中を染める」というのは、

「消しゴムで消して、塗り直す」みたいな事はできません。



だからこそ、色や明るさを変える時は、慎重におこなってくださいませ。

5-2|白髪のお悩み解消としてのヘアカラー

白髪は、白い(厳密には透明)から、自由に明るさや色を楽しめるのかと申しますと、

残念ながら、白髪に染めきれる明るさは、実質8〜9トーンぐらいまででして、

ファッションカラーほど明るくはできません。

色味も9トーンよりも下ですので、さほど色も映えません。

色を抜くというのを行わなくて良いから、

ダメージは抑えられるのかと申しますと。。。

黒髪と同じキューティクルは開かせないといいけないので、さほどパワーもお落とせ
ません。

白髪染めは、「身だしなみ」としておこなっておられる方の方が多いかもしれません。

6|ヘアカラーと長く快適につきあっていくためめのまとめ

まずは、(100%の植物性ヘアカラーを除いて)ダメージゼロのお薬は存在しないという事を認識なさって、

「切ってしまえばいいから」「どうせ生えてくるから」ではなく、

髪もお身体の大切な一部として考えて頂けると、

「根元のリタッチカラーのみのしておこう」

「カラーの期間をあけよう」

などの意識となって頂けるのではないでしょうか。





綺麗な髪でお過ごしくださいませ。

最後までお読み頂きまして、ありがとうございます。





ピュアティのヘアケア方法にご興味ある方は、
こちらの記事もご確認くださいませ。


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