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トリートメント剤を使わないヘアケアサロンです。
13年間ヘアケアサロンとして、ヘアカラーや縮毛矯正も
おこなってきたピュアティが、髪に関して解説してまいります。
髪にお悩みがある方は、知ることによって解決へと導くブログとなっております。
どうぞごゆっくりご覧になっていってくださいませ。
今回は、世の中にある数多のヘアケアアイテムで、少し過剰な謳い文句も聞くことが多いので、気になる点だけ解説させて頂きます。
1- 髪が「蘇る」と「生まれ変わる」の違い
ヘアケア製品のCMなどでは、
「髪がよみがえる」というケア剤が多いのですが、
毛根の毛細血管に繋がっている髪の毛を作る細胞(毛母細胞)以外は、
生きてる細胞ではないので、どんな成分を使っても
残念ながらダメージした髪の毛は蘇りません。
しかし、「生まれ変わる」となれば、
次に根元から生えてくる髪の毛を、
ダメージしないように1ヶ月1cm伸ばしていきながら、
ダメージした部分をカットして無くして毛先までリセットしきれれば、
「生まれ変わった」といえます。
2- シャンプーだけで白髪が消えた!?
シャンプーは、基本的に「髪と頭皮をあらうモノ」でして、
洗浄成分(洗剤)が基剤です。
髪の毛の色は、毛根にあるメラノサイトの働きで、
毛髪のメラニン色素量が決まり、頭皮から生えてきます。
白髪は、メラノサイトが働かない状態です。
本来、洗う目的だけのシャンプー剤が、毛根に入り込んで、
毛根のメラノサイトの働きを意図的の何らかの作用を加え、
白髪に色素を加える。
という事になります。
これは、私達ヒトの肌の色もメラニン色素で決まりますので、
「洗顔料を変えたら、色白の人が地黒になれた!」
と、言う事と同意です。
もはや、汚れを落とすモノではなくなっております。。。。
3- シャンプー変えたらくせ毛が直った!?
こちらも上記と同様に、
髪の毛のくせ毛も、毛根で髪が作られる時点で、
髪の形状は決まります。
髪の毛のタンパク質の結合(配列)で、くせ毛か直毛か決まるのですが、
シャンプーが毛根に入り込んで、この結合(配列)を組み替えるという事が起こるのでしたら、
私は個人的に怖くてそのシャンプーは使えません。
もはや、薬剤以上の効果だと感じます。。。。
細胞の形を変形させるという事で、
こちらも、お肌と同様に考えますと、
洗顔料を変えたら、
「意図的に鼻が高くなった」や「二重になれた」
などと同意です。
やはりシャンプーの領域を超えております。。。。
4- まとめ
本来、髪の毛(頭皮から生え出ている部分)は細胞として生きてはいないので、
蘇る事はできませんですし、
白髪が染まったり、くせ毛を直毛にしたりするには、
生えてきている髪の毛に必ずお薬(ケミカルに力)が必要です。
毛根に何か都合良く作用をして、
白髪やくせ毛自体を生えないようにする事が意図的にできるならば、
私達、美容業界の人間がふんだんに利用しているはずです。
簡単・ラク・便利・早いなどの謳い文句に都合の良い内容でしたら、
そこには何から理由があるはずです。
その理由を、しっかり調べてからご利用なさっていきましょう。
美髪の毎日を、当たり前の毎日に。
綺麗な髪でお過ごしくださいませ。
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第1回「素髪ヘアケアに関して」
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ラインニュース「Hair」掲載