縮毛矯正について

「くせ毛のままで、ストレートのようなツヤを出す事はできますか？」

2021年8月30日

当店のブログにご訪問頂きまして、ありがとうございます。

トリートメント剤を使わないヘアケアサロンです。

13年間ヘアケアサロンとして、ヘアカラーや縮毛矯正も
おこなってきたピュアティが、髪に関して解説してまいります。

髪にお悩みがある方は、知ることによって解決へと導くブログとなっております。

どうぞごゆっくりご覧になっていってくださいませ。

こんにちは。ピュアティの伊藤です。

今回は、「クセ」が今の一番の問題点。という解説をさせて頂きます。

・日本人の半分以上は、くせ毛

過去にこのような記事を書かせて頂いておりますが、

日本人の６〜７割がクセ毛ということは。。

くせ毛の方で「乾かしただけで終わり」にするには、９割の方が縮毛矯正一択となります。

私（オーナー）自身、３０年近くこのお仕事をさせて頂いてきての体感値として、

くせ毛の方は、８割以上ではないかと感じtます。
（私もくせ毛人生を歩んでおります）

元々のくせ毛の方はもちろん、

ご年齢を重ねてエイジング毛となってこられる髪の変化の特徴として、

「クセが出てくる」→「ツヤを失う」というのは、典型的な現象のひとつです。

・真っ直ぐにする事が、ツヤにつながる

ツヤを失う原因は、クセだけでなく、髪内部の水分量などもございますが、

髪表面の光の反射が、一番ツヤに直結する結果となるので、

「直毛」か「くせ毛（もしくはパーマ）」というのは、

そのままツヤが出るか出ないかの違いになります。

髪表面のツヤに関してはこちらの記事で書かせて頂いております。

「くせ毛」との向き合い方

・シャンプーやヘアケア剤で「くせ毛が直毛になる」は、ありえない

様々な情報源から、

「シャンプーやトリートメントを変えただけで、ツヤツヤのストレートに」

というキーワードを見かけますが、かなり効果の確率は少ないと思います。

例外として、

クセではなく、「髪のダメージ」で広がっていた、もしくはまとまらなかった。

などの場合は、落ち着くかもしれません。

それはクセが理由ではない場合だからです。
（ご自身が今、くせ毛なのかどうかは、美容師さんに直接伺えばすぐに答えてくれます）

くせ毛が原因でまとまらない場合は、ヘアケア剤（シャンプーを含む）を変えても、

直毛になる事はございません。
（もし本当にあるとしたら、既に私達美容室が行っております）

シャンプーは、髪と頭皮の「洗剤」であり、

トリートメントは（ピュアティでは使用いたしませんが）、「皮膜剤」です。

直毛になるには、毛髪内の形状（配列）を変えないといけません。

ジャンプーやトリートメントには、その目的の作用は含まれてはいません。

また、「直毛になる作用」をさせるには、薬剤処理・熱処理が必ず必要となります。

その処理は、普段のホームケアで行うヘアケアはではできません。

ましてや、毛穴の中の毛根になんらかの作用をさせ、生えてくる髪を直毛にさせる事できるとしたら、

もはや医療レベルでして、毛髪細胞を思い通りに作り出す事は、IPS細胞以上の世紀の大発見となります。

つまり、シャンプーやヘアケア剤だけでは、「直毛になる」という事はないです。

・くせ毛の状態のままでツヤを出すとしたら「コテ巻き」か「スタイリング剤」しかない

タイトルの通り、よく頂くお問い合わせの中で、

「くせ毛のままで、ストレートのようなツヤを出す事はできますか？」

というご質問がございます。

「髪の表面のツヤ」でご説明させて頂いた通り、

シンプルにツヤがあるのは、直毛（ストレート）です。

それと同等の「ツヤ」を出すとなりますと、

コテ巻きかスタイリング剤でコーティングしかないです。

コテ巻きは、ストレートアイロンと同様に、髪の表面のキューティクルを整えて、

表面を綺麗にする事によって「ツヤ」となります。

スタイリング剤は、表面のキューティクル関係なく、髪をコーティングしてツヤを出す事となります。

どちらも、湿気や雨、汗などで、クセは戻ります。
（ピュアティの場合は、コテ巻きはご希望の場合行いますが、スタイリング剤はございません）

・くせ毛の方で「乾かすだけでツヤが出る。さらに一日キープできる」は、縮毛矯正しかない

令和の現在、くせ毛で「乾かすだけで、ストレートになりツヤが出て、さらに一日キープできる」

となると、縮毛矯正の一択です。

１００％トリートメントやケア剤で、くせ毛が直毛になることはございません。

サロントリートメントでも、「ケミカル（薬剤）成分は入っていないか」を確認いたしましょう。
（ピュアティの場合は、飲んでも問題ないぐらい、ダメージ成分は入っておりません。）

髪のケアをするためのトリートメントなのか、

クセを伸ばすための薬剤なのか、

その線引がとても大切です。

そうしないと、トリートメントするために行ったのに、

薬剤が入っていて、逆にいたんでしまった。。。などという事が起きてしまいます。

・縮毛矯正ありきだと、髪がいたむだけ

「縮毛矯正」一択、とお伝えしておきながらですが、

ピュアティの場合、縮毛矯正をどんどん行いましょう！とおしてはおりません。
（縮毛矯正は、２度目以降のご来店からとなります。メインではなくオプションメニューとなります）

くせ毛の方にとって、縮毛矯正は最後の砦であって、そこが基礎ではありません。

基礎となるのは、ご自身の髪本来の状態でして、そこをおざなりになさって、

根元のクセが出てくる度に、ジャンジャン縮毛矯正なさっていては、

どんなに良いお薬でも、全くいたまないお薬は存在いたしませんので、

最後は髪もハイダメージとなり、逆にツヤどころではなくなってしまいます。

そうならないためには、ご自身の髪自体のケアを行い、

髪の毛１本１本をしっかりと傷みにくい状態に保っておく。

という事が基本の基礎となります。

・まとめ

「乾かしただけで（クセがなくなり）終わりにできる」とういうのは、

くせ毛の方にとっては、本当に理想的な事です。

それが可能となるのが、縮毛矯正の一択とお伝えいたしましたが、

この令和３年の段階ではその通りです。他に選択肢が無いです。

しかし、あえて「縮毛矯正を行わない」というご選択もあります。

それは、ご自身現在のクセをご自身の個性や身体の一部として許容できたのなら、

それが「美髪」です。

誰もが「ツヤが見えて、綺麗に見える」のはストレートかもれないです。

けど、ご自身の髪ですので、「ツヤだけではない個性」としてクセがとらえられるなら、

それはご自身にとっての健康的な綺麗な髪と言えると思います。