ヘアカラーについて

「ヘナはやってないの？」というご質問について

2021年6月15日

当店のブログにご訪問頂きまして、ありがとうございます。

トリートメント剤を使わないヘアケアサロンです。

13年間ヘアケアサロンとして、ヘアカラーや縮毛矯正も
おこなってきたピュアティが、髪に関して解説してまいります。

髪にお悩みがある方は、知ることによって解決へと導くブログとなっております。

どうぞごゆっくりご覧になっていってくださいませ。

こんにちは、ピュアティの伊藤です。

本日は、ヘナをはじめとした草木染めに関しての

カラーについてのご質問に対しての、

回答をさせて頂きます。

・草木染めは髪にも頭皮にも良い

ピュアティでは、

オーガニックベースの思考で行なっておりますので、

「ヘナはやってないの？」というご質問をたくさん頂きます。

現時点で、草木染めをなさっている方は、

コンデションも良いのではないでしょうか。

ケミカル成分ゼロで、髪が染まるとう事は、本当に素晴らしい事ですし、

理想的です。

・R3年の現時点では、行なっておりません

結論といたしまして、ヘナを始めとする草木染めは、

残念ながらピュアティは現在行なっておりません。

さまざまなトライの仕方を行なった結果です。

その理由をお伝えいたします。

理由①　ピュアティのケア方法との相性が悪かった

ピュアティのケア方法は、phの違いを利用して、浸透と定着を促します。

しかし、ヘナを代表とする草木染めは、常に「自然酸化」を必要とする状態です。

当店のケア方法を行う事で、若干ではございますが、色落ちや色の定着の弱さにつながってしまいます。

理由② １００％草木染めになればなるほど、色味の安定がしにくい

１００％の草木染めになればなるほど、

その原材料そのままの色となるモノが多いです。

これらの色味が、なかなかナチュラルブラウンにはほど遠く、

数日間経ってからブラウンに近づくものの、

その場での自然な仕上がりの色にするには、

どうしても化学染料が必要となってしまいます。

理由③　縮毛矯正とも相性が悪い

ピュアティにいらしていただくお客様のお悩みで多いのは、

髪のいたみ、白髪、に続いて、くせ毛です。

当然、縮毛矯正のオーダーも増えるのですが、

そこで、草木染めを行なっている方ですと、

色落ちしやすい事と、

矯正もききにくくなります。
（※まったく効かない事ではございません）

理由④　施術時間の問題

草木染めは、通常のカラー剤と比べると

色の定着時間がかかります。

ピュアティのケア方法は、薬剤にもケア剤を混ぜますが、

前後・中間でのケアも行います。

通常でもお時間がどうしてもかかる上に、

さらに草木染めでお時間を頂くと、

お客様のご負担も大きくなる事に加えて、

マンツーマン体制も難しい状況になる確率が高くなります。

・まとめ

草木染めは、自然なものゆえの、色味の不安定性や所用時間であるとはいえ、

１００％自然のものでしたら、本当に素晴らしいカラーリングだと思います。

ピュアティでも、できるならばヘナをはじめとする草木染めを導入しようと、

数年間、試行錯誤いたしました。

しかし、上記の４つの理由で、現在のところは、至りません。
（※ケア剤での調合や、塗布方法にはこだわっております。）

もし、これらの理由が解決できるものが今後出てきたら、
導入の可能性もございます。

カラーは、人生で一番長く、

多く行う薬剤メニューである方がほとんどだと思います。

皆様が、長く少しでも安全に、カラーリングライフをお送りできる事を願います。

最後までお読み頂きまして、ありがとうございます。