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髪のいたみ(ヘアダメージ)の原因を知る②

当店のブログにご訪問頂きまして、ありがとうございます。

トリートメント剤を使わないヘアケアサロンです。

13年間ヘアケアサロンとして、ヘアカラーや縮毛矯正も
おこなってきたピュアティが、髪に関して解説してまいります。

髪にお悩みがある方は、知ることによって解決へと導くブログとなっております。

どうぞごゆっくりご覧になっていってくださいませ。

今回は、前回の記事に引き続いての髪のいたみの原因をそれぞれ掘り下げてまいります。

最後までどうぞよろしくお願いいたします。

前回の記事

前回の記事では、

「原因」というよりも、ひとつの「事実」ということをご説明させて頂きました。

今回は、残りの「原因」となる3つを深堀りしてまいります。

1|髪は生きていない


「今さら?」と思われてしまうかもしれませんですし、

「もう何度も聞いた!」と思われていらっしゃるかもしれません。

ただ、大切なところですので、再度深堀りしてご確認して頂ければ幸いです。

1-1|生きているのは、毛根部だけ


「髪を回復させるためトリートメントを使う」という概念は、

戦後から何十年と続いている習慣ですので、

わかっていても普通は使うものでしょ。という感覚なのが、

コンディショナー・トリートメントです。

髪が絶好調でしたら、何をお使い頂いても問題ないと思われますが、

そうでない場合は、シャンプーを見直してみられたり、

ヘアケア自体を考え直してみられたりなさる
ことをオススメいたします。



以前にも解説させて頂いた、毛根の画像です。

毛根画像:花王ヘアケア
画像出典:花王ヘアケアサイト

この髪の毛が作られる毛乳頭は、毛細血管が繋がり細胞分裂している生きている部分です。

しかし、頭皮から生えてきた後の毛髪(毛幹)部分に、

どんな良い成分を与えても、毛根で作られた直後の健康な髪に戻ることはできません

生えてきている髪(毛幹)に、栄養を与えて元気な髪に戻れるとしたら、

毛乳頭と同様に、毛先まで毛細血管や神経細胞が通っていないと、

栄養成分で健康毛に戻ることはできません。


仮にトリートメントで健康な髪に戻せるとしたら、
みなさまカット中に流血と激痛を覚えることになります。

1-2|コーティングをしない「素髪」ケアの理由

以前にも、コーティング系のトリートメント剤は、

「髪のファンデーション
」とお伝えさせて頂きました。

「見た目のツヤと手触りを良くする」という点で、

お肌で置き換えるところのファンデーションに近いです。


ツヤやその場での手触り感だけで申しますと、

コーティング(髪のファンデ)なさった方が、本当に早いです。

そしてほとんどのコーティングがシャンプーでは落とせません

多くの方々が、24時間そのようになっております。

撮影など、コーティングはその場でキラキラのツヤにあっという間です。

その一瞬のツヤが目的でしたら、TPO的によろしいと思うのですが、

多くのみなさまの場合、日常で綺麗な髪をめざして頂きたいと考えます。


お肌に24時間365日ファンデーションをONなさっていらしたら、

お肌がどうなるか容易にご想像なされるように、

髪もずっとコーティングですと同じようになります。


それでは、いつまで経っても根本解決ができないという事で、
ピュアティでは、コーティングに頼らないすっぴん髪のヘアケアをおこないます。
さらに、素髪にするだけでは、髪は弱い状態なだけっですから、
髪の基礎化粧」で、髪の毛自体が強く丈夫な髪で、
なおかつしなやかな扱いやすい髪を作るという事に特化いたしました。



ピュアティのケア方法がすべての正解とは申しませんが、

もし、どんなヘアケア剤を使っても効果を感じない。

何を使っても髪が大変になっていく一方。

などの方々は、一度「髪は蘇らない」という観点から、

ヘアケアを見直してみられても良いかもしれません。

2|薬剤のダメージ


ヘアケア方法以外で、大きなダメージ要因となるのは、この薬剤ダメージです。

ホームカラー以外は、美容室での施術となります。

2-1|いたまないお薬は無い

「いたまないカラー」「いたまない縮毛矯正」「いたないパーマ」

多くのメーカーさんが新薬剤を常に持ってきてくださいますが、化粧品登録であっても、

いまだかつて、全くダメージがゼロのお薬を拝見した事はございません
(100%植物性カラーを除く)

ヘアカラーのように毛髪内の色素を抜いたり入れたり、

パーマや縮毛矯正のように内部のタンパク質の配列を変えて髪の毛の形を変えるのは、

どうしてもケミカルのちからが必要になります。

医薬品で副作用の無いお薬が無いのと同様に、

どうしても目的とする作用(髪を曲げる・まっすぐにする・色をつける)を起こすには、

薬品の成分が無いと、安定的に髪の毛の中に操作することはできないのです。



では、どうすることもできないのかと申しますと、

2点の行なうべきポイントがございます。

2-2|髪を強くしておいて、最小限のダメージで髪に作用させる

前述の通りに、髪は蘇ることはできません。

しかし、毛髪内の水分量を上げる事はできます。これが1点目です。

それによって、しなやかさが出ながら、1本1本の強度はあがります。

さらに毛髪内の水分量が上がれば、薬剤の浸透・作用スピードが上がり、

最短時間で薬剤施術が終わり、それもダメージを最小限に抑えることができます。


2点目は、薬剤自体のパワーを落とすことです。

ケア剤を混ぜて、お薬のちからの調整をするのですが、

ここで混ぜすぎても、お薬が薄まってしまい作用がしずらくなってしまいます。

しかし、お薬そのままですと、髪の負担がかかります。

お薬のパワー調整によって、頭皮への刺激を緩和させると共に、

最小限のダメージで、お薬の作用を髪に起こします。

3|物理的なダメージ


髪には日常生活で起きる物理的なダメージもございます。

残念ながら、これらも完全にゼロにして生活なさることが不可能に近いです。

3-1|熱モノが最強ダメージ

日常生活での熱ダメージといえば、

コテ・アイロン・ドライヤー

の3つです。

その中でも、一番は、(ストレート)アイロンとコテ(カールアイロン)です。

理由は、100℃以上の鉄板を直あてだからです。

アイロンは、使えば使うほど、キューティクルの面が整って、綺麗に見えるのとは裏腹に、

使うたびに髪の中身は火傷を繰り返し
ています。最終的には、水分も油分も失う炭化状態になります。

「いたまないヘアアイロン」に関しては、ここでは言及いたしませんが、

以前のアイロンに関しての記事をご参考になさって頂ければ幸いです。




アイロンやコテも毛髪内の水分量が高いと、熱伝導率が上がり、より瞬時にアイロンやコテの作用が働きます。
それによって最短時間で済むため、ダメージを最小限にすることができます。
しかし、逆にヘアオイルや熱から守る〜などのコーティング系になると、熱伝導率が妨げられ、
結果、アイロンをあてる時間が長くなってダメージにつながります。
髪を熱から何かで守るよりも、髪自体を強くして、最小限の熱の作用時間で済ませてあげることが、
髪のダメージを実際に回避することにつながります。




次に、髪を乾かすのは、みなさまご周知の通り、必須です

ですので、

アイロンやコテは使わなくても良いモノですが、

ドライヤーは、絶対に必要となります。

こちらも、ドライヤー自体にこだわる方々も多いのですが、

やはり同じ熱モノとしては、全くいたまないドライヤーは存在しないと認識しております。

大切なのは、

キューティクルに逆らわないように風をあてること

一か所にあてすぎない

これだけです。キューティクルに逆らわないのは

冷風でも同じです。

いかに髪の内部は保湿したままで、外側を完全ドライできるか。ということになります。

理論的には、冷風のみで髪を乾かせれば理想です。

しかし、ご想像の通り、何時間もかかります。

温風でしっかり乾かして、冷風で熱酸化をストップさせてあげてください。


キューティクルに逆らわない。これが肝心です。

3-2|その他の物理的ダメージ原因



その他物理的な損傷原因は、

・タオルドライ
(髪の毛同士やタオルと髪による、横の摩擦を与えないようにしましょう)

・コーミング・ブラッシング
(コーミングはクシのみねで引っ張らない、ブラッシングはタングルティーザーなどのからみ取りブラシで絡まりをとるだけです)

紫外線酸化
(紫外線による髪の酸化は、日傘や帽子で守りましょう)

大気やエアコンの乾燥
(シャンプーで髪の水分を取りすぎない、ドライヤーを長くあてすぎないなどにきをつけましょう)

水道水の塩素酸化
(消毒上仕方のないことですが、気になる方はシャワーヘッドを変えるなどをおこないましょう)

ヘアカットによる毛先のダメージ
(切れないハサミで切ることにより毛先が潰れます。枝毛の原因にもなりますので、切れるハサミでカットしてもらいましょう)



4|髪のいたむ原因のまとめ


前回の記事と合わせて、

髪のいたむ原因は4つ

・髪はご年齢と共に、髪質の条件が悪化していく(エイジング毛)(原因というよりも事実)
・ホームケアのおこない方
・薬剤ダメージ
・物理的ダメージ

この4つの原因を完全に解決することはできませんが、

それぞれを意識されることによって、

少しずつ髪に変化がうまれていくことは、間違いありません。


それぞれの解決法は、みなさま違うと思います。

髪質は、千差万別です。

これで正解ということはございません。

シンプルに、貴女さまの髪に合っていれば正解です。


一朝一夕では、髪質は変われませんですし、

頭皮の中を変えることもできません。


食事の改善や運動によって、作られる髪が変わる可能性もございます。

頭皮から生えてくる毎日の根元0.3mmに何をおこなっているかでも変わる可能性もございます。

美容室での薬剤メニューのおこない方で、今までよりも良くなる可能性もございます。

日常生活での物理的な刺激を気をつけるだけで、良くなって行く場合もございます。



これで、原因はおわかりになられたので、あとは少しでも原因を減らして、

健康的できれいな髪を少しずつ手に入れるだけです。

積み重ねていってくださいませ。


ここまで、最後までお読みくださった貴女様を応援いたしております。





綺麗な髪でお過ごしくださいませ。


最後までお読み頂きまして、ありがとうございます。




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