縮毛矯正について

縮毛矯正の交差点

2022年10月17日

当店のブログにご訪問頂きまして、ありがとうございます。

トリートメント剤を使わないヘアケアサロンです。

13年間ヘアケアサロンとして、ヘアカラーや縮毛矯正も
おこなってきたピュアティが、髪に関して解説してまいります。

髪にお悩みがある方は、知ることによって解決へと導くブログとなっております。

どうぞごゆっくりご覧になっていってくださいませ。

以前、このようなツイートをおこないました。

縮毛矯正には2つの限界があります。クセの強さに対しての薬（薬事法）の限界。もう1つは、薬の強さに対しての髪体力の限界。加齢と共に、どちらも反比例してクセは強くなり髪は弱くなるのが加齢毛の高難度の条件。反比例する悪条件の交点を見極める事が現状のベスト結果となります。
— 美容室ピュアティ伊藤@完全素髪ケアの髪質改善 (@itoshingo2010) February 23, 2022

今回は、このツイートを元に内容を掘り下げてまいります。

少し小難しいですが、
お客様が以前のサロンで、
お薬のお時間を多く置きすぎてハイダメージしてしまったご経験があり、
縮毛矯正において、なんとなくこの辺が一番難しいポイントなんだろうなぐらいの感覚で、
認識して頂ければ幸いです。

1- 癖の強さと髪の強さの違い

癖が強ければ、髪も強い

とは限りませんですし、

髪が強ければ、癖は弱い

とも限りません。髪質や髪の状況はお一人として全く同じ方はいらっしゃらず、

むしろ、髪の強さと癖の強さが、反比例なさっている方も多いです。

特にご年齢と共に変化するエイジング毛（加齢毛）の変わり方の結果で、

「髪は弱くなっていくけれども、癖は強くなっていく」

という方は多いです。

一般的に縮毛矯正で、海外の方々のようないわゆる「強い縮毛」のようなくせ毛を

縮毛矯正で伸ばす事が、とても難易度が高いように感じられますが、

実は、それ以上に、「（髪が弱い状態での）強いくせ毛」を伸ばす方が、

難易度が高い事がございます。

2- 矯正の効果を作用させるには、お薬の強さと時間と熱

一般的に癖の強い方の場合、

お薬を強くする事になります。

しかし、多くの加齢毛の髪質になりますと、

このお薬の強さに髪が耐えられなくなる事がございます。

この場合、他にできることは「お薬を置く時間」と「アイロンでの加熱」です。

お薬の種類によって、大幅に置く時間の長さは違いますが、

それぞれのお薬の「目安の時間」というのは、おおよそございます。

その基準値を超えると、やはり髪は耐えられなくなりダメージを起こす事になります。

しかし、縮毛矯正の場合、唯一基準値が無いのが、

アイロンでの加熱です。

髪への水分の残し度合い

毛束の厚さ

表面温度の加熱度合い

毛束をひっぱるテンション

この４つが施術者次第で、

ダメージと癖の伸び具合いがちがってまいります。

3- まとめ

エイジング毛（加齢毛）の方々の縮毛矯正は、

メーカーの基準通りにはいきません。

髪のスタートが弱い分、それに伴った施術が必要です。

ピュアティでは、それを体系化いたしました。

加齢毛になると、クセやうねりが出ていく方がとても多いです。

ダメージなさりたくないですし、ボリュームダウンもなさりたくない方がほとんどです。

縮毛矯正を率先して行いたい方は、ほぼいらっしゃいません。

しかし、クセやうねりのままでは、ツヤがなく、残念な印象となってしまいます。

そのようなお悩みの方々のお力に少しでもなれるよう精進してまいります。