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ヘアケア(トリートメント)の歴史

当店のブログにご訪問頂きまして、ありがとうございます。

トリートメント剤を使わないヘアケアサロンです。

13年間ヘアケアサロンとして、ヘアカラーや縮毛矯正も
おこなってきたピュアティが、髪に関して解説してまいります。

髪にお悩みがある方は、知ることによって解決へと導くブログとなっております。

どうぞごゆっくりご覧になっていってくださいませ。

今回は、ヘアケアの歴史に関して解説させて頂きます。

・世界のヘアケアの歴史


髪を美しく保つ」という概念は、どの世界の先人の方々もあたようです。

髪の毛が健やかに艷やかに保つというのは、どの時代も印象を変えていたのでしょう。

・大昔も髪は女性にとっては大切なもの


女性にとっては、髪は命です。それは、世界のご先祖様方にとっても

変わらない事実だったようです。


同じ体毛でも、頭髪に関しては、かなり女性ホルモンの影響を受けて生えてきております。
(男性にも女性ホルモンございます)

男女とわず、年齢と共に女性ホルモンのみならず、全体的なホルモン量の減少に向かい、

髪が細くなったり、少なくなったりいたします。


髪は多くの影響を女性ホルモンがつかさどっているという事を、

医学が進んでない大昔でも、人は人間的本能で感じ取る事ができていたのでしょう。

やはり、女性の方が髪の見え方に意識なさっていたそうです。


現代は様々なものがございますが、

もちろんヘアケア剤がございませんから、

古くは、ヨーロッパの方では、泥のミネラルを利用して泥パックをしたり、

今では白髪を染めるために有名なヘナも、

本来は、草木をペーストにしてヘアトリートメントとしておこなっていたのが起源です。

当時は、他に何もないですから、

否応なしに、自然なもののみが原材料ですので、

完全なオーガニックのトリートメントといえるでしょう。

世界の歴史の中でも画像で残る女性の髪型には、

その当時の世の中の時代背景も反映されていることもあります。


髪を綺麗に見せる 」という女性の意識は、やはり昔から変わらないです。

実際に見る事も触ることもできませんが、

先人の女性の皆様が、どんな髪質をなさっていたのか興味はわきますね。


・日本のヘアケアの歴史


かたや日本でも、「髪を綺麗に見せる」という意識は、しっかりと古くからあったようです。

弥生時代から農耕文化や集落を持ち、人が集団になる文化がはじまると、

やはり人から見られるという意識がはたらき、髪をまとめはじめ、

平安の「着物」という独自の文化がはじまると、いっきに髪への意識も高まったようです。


髪をまとめるだけでなく、ツヤを出すという目的で、

椿油などの植物の油を使用して、ツヤを出していたようです。

この頃からすでにヘアオイル使用スタートですね。

当時は、髪の洗うという概念がほとんどありません。

ただし、動物性のタンパク質といっても魚の方が多く、

肉類を今ほどとっておりませんでしたので、

頭皮からの臭いも気にならなかったようです。


もちろん髪を切るという文化もほとんどない状態です。

木製のつげのクシなどでとかして、まとめる・たばねるなどの風習ですね。



江戸時代に入ると男性は剃髪をして髷(まげ)を結うようになりました。

女性はもちろん結い上げです(この文化が近代まで影響を与えます)。

男女共にそうなると、当然ご自分でおこなえる限界が来るので、

剃髪や髷(髷)や日本髪の結い上げ専門の

「髪結師」と呼ばれる仕事が誕生いたします。
(わたくしたち美容師の祖ですね)

髪結師とは、髪の毛を切ったりは致しません。

そもそも、髪を切る文化はなく、男性の剃髪にかみそりを使うだけです。

男性女性ともに、伸ばし放題伸ばして、鬢付け油(びんづけあぶら)などで、

まとめて、結い上げるのみです。

髪結師さんに結い上げてもらう前日にご自身で洗っているのも、

当時は、米のとぎ汁、米ぬかや、うどん粉だったとも言われております。
(せっけんさえもない時代です)

当日に洗うこともできません。すぐには乾かせません(ドライヤーは昭和以降です)。

前日に洗って、手ぬぐいでふいたら、自然乾燥ですね。

そのまま翌日、乾いた状態で(おそらく乾ききってはいない)、

髪結床で、髪結師さんに結い上げてもらう。という感じだったと思います。


やはりここでも、髪にはツヤが大切でした。

長い場合は、カミソリで切って頂いたとは思いますが、

肝心なのは髪の切り口ではなく、結い上げた髪の表面のツヤですね。

このカミソリで、髪を切る(削ぐ)という文化ですが、ほぼ大正近くまで続きます。



明治の文明開化と共に、西洋文化の服装になりはじめ、

結い上げのままではおかしいバランスとなり、

髪を下ろすことになるのですが、

そこでそのまま今のようにおろすのではなく、

大正時代には、セット剤(セットローション)でウェーブを作ったり、まとめたりしながら、

やはり、ツヤを出しながらまとめるのです。
(ご興味ある方は「大正ロマン 髪型」でご検索ください)

実はこれはフィンガーウェーブとも呼ばれ、

なんと1990年代までは、美容師免許の実技試験内容にも入っておりました。

平成に入ってましたから、かなりの最近の話です。
(わたくしオーナーが受験した30年前にも入っておりました)



日常の髪をまとめる(セットする)という習慣は、

昭和に入っても続きました。

わたくし(オーナー)の母親75歳も美容師なのですが、

母親が都内で現役の時代(昭和30〜40年代)は、

まだまだカットよりもセットの時代でした。

ドライヤーで乾かすのではなく、カーラーで巻いてセットするのが当たり前でした。

その時もセットローションやスプレーをつかいながら、

やはり、仕上がりの「髪にツヤ」が大切でした。


この時、海外では1960年代からセンセーショナルな事がすでに起きておりました。

・はさみでカットする、巻かないまとめない


ひとりのイギリス人美容師が、世界のほとんどの人の髪はカミソリ(レザー)でカットしていた時代に、

ハサミで切り出しました。

ヴィダル・サスーン。

平成以降の皆様は、市販のシャンプーやヘアケア剤でご存知の名前かもしれませんが、

当時のイギリス人美容師の名前です。

今では、ハサミで髪の毛をカットするのは当然ですが、

サスーンは、近代建築からのインスピレーションで、

人の髪の毛も自然に落ちる位置で形を作れるのではないか。

という考えから、ハサミで体系的にカット技法を作り上げ、

一気に世界中にハサミ(シザー)カットが広まりました。

日本もそのひとつです。
(生前、何度かサスーンは来日しております)

当時の日本は、レザーでカットするのは長さを切るためだけで、

肝心なのはセットでした。

そのため、女性は美容室に週1〜2回訪れて、シャンプー&セットをするのが日常でした。

しかし、サスーンのシザー(ハサミ)カットが来日してからは、

セットする必要性がなくなり、女性は美容室までわざわざシャンプーをしに行く必要がなくなり、

ご自宅でシャンプーをする日常へ変化していきました。


しかし、ここで必要なのが、やはりご自宅で洗った時の後の髪のツヤです。

ここでいっきに、シャンプーが進化し、リンスが登場いたしました。
(それまでは自宅でシャンプーは石鹸粉を泡立てて洗う程度でした)


当時の美容師さん達は、必然的にこぞっていっきにシザーカットを学びました。

それまで、カットは

「ただ長さが伸びるから切る」という認識から、

綺麗な形(髪型)をつくるために切る」という概念に一気にひっくり返されました。

同時に当時のお客様 や美容師たちも、「カット」と言うものに

とてつもなく価値を感じるようになりました。

その余韻が今でも残っております。

私オーナー自身も カットが大好きで、26歳の時に単身イギリスへ向かい、

今は亡きヴィダルサスーンのスクール 本校に滞在しながら通いました。

古き良きものから学ぶイギリス人独特の感性や発想を感じ取ることができました。

当時の世界中の美容師からは、ハサミで髪を切りっぱなしと言う概念は、

相当ものめずらしく感じられたと思います。

・ パーマ、縮毛矯正、カラーで痛みすぎた


戦後に一気に広まったのは、シザーカットのみならず、

パーマの需要が高まりました。

さらに90年代からは、縮毛矯正がスタートし、

90年代後半からは、ヘアカラーも日常化いたしました。


今でも薬剤メニューの 代表的な パーマ、 カラー、縮毛矯正でダメージしきった90年代を終え、

「いたんだ髪では、みずぼらしい・・・」という意識が高まり、

2000年代からは、一気にトリートメント市場が高まり、

ホームケアに反映され、

現在のヘアケアとなっております。

・未来のヘアケアも進化していく


傷んだ髪を蘇らせたり、 元の健康な髪に戻す事はこの先も、難しいとは思います。

しかし、少しでも痛ませないようにする技術は、必ず進化していくはずです。

それにはトリートメント剤ではなく、

薬剤やシャンプー剤のほうの 進化が必須となります。
(痛む原因の理由として、薬剤やシャンプー剤がとても影響してる要因の1つです。)


治すことができないなら、「原因を作らない」という事が大切になります。

明治以前は、薬剤もなく、ドライヤーもなく、

そもそも洗うことすらしない風習だったので、ツヤを出すだけで良かったのです。

無理無理に当時のダメージの原因をあげてみても、

年齢によるエイジングダメージか、枕にこすれる摩擦ダメージか、太陽の紫外線による酸化ぐらいでした。


その時代と比べたら、現代は紫外線量も増え、酸化要因となる食品や嗜好物も増え、

水道水の塩素ダメージに加え、薬剤とドライヤーやアイロンの熱ダメージも日常です。

その原因が日常の中で、どこにどれだけあるのかを、

まずは意識していただくだけでも違ってくるはずです。

現代の原因の中で一番影響力があるのは、やはり「薬剤」のダメージと多くの方を拝見させて頂いて思います。

綺麗な髪は、日常の積み重ねでしかございませんので。

・まとめ


人間が二足歩行で、進化してきて、集団・集落を作り始めてから、

髪を見られる事を意識しはじめてから、

着るものとともに、その国や地域・気候によって違いが生まれてきました。

しかし、世界中どんな時代も、どんな髪への概念・とらえ方になっても、

共通して言える事は、

髪のツヤ

です。

これは、時代からみてもこの先も変わらないと思います。

たとえバーチャルな時代となっても、

バーチャルな中での「髪の綺麗さ」を問われるでしょう。


人から見られる時の「髪のツヤ」次第で、印象はこれかも左右されていきます。





綺麗な髪でお過ごしくださいませ。



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