ヘアカラーについて

ヘアカラー剤の染まる仕組み

2021年10月1日

当店のブログにご訪問頂きまして、ありがとうございます。

トリートメント剤を使わないヘアケアサロンです。

13年間ヘアケアサロンとして、ヘアカラーや縮毛矯正も
おこなってきたピュアティが、髪に関して解説してまいります。

髪にお悩みがある方は、知ることによって解決へと導くブログとなっております。

どうぞごゆっくりご覧になっていってくださいませ。

今回は、ヘアカラーの染まる仕組みの解説となります。

・アルカリ性カラー剤

一番、一般的に行われているヘアカラー剤です。

１剤と２剤を混ぜる事により、酸化重合反応という化学反応が起こります。

髪を膨潤（膨らませてキューティクルを開く）して、薬剤を髪の中に入れて、

髪の中にある色素（メラニン色素）を分解して色を抜く作用と、

薬剤の色素を発色させて、髪の中に薬剤の色を定着させる作用を、

同時に１５分〜２５分で行っていきます。（厳密には、７〜１０分で色を抜いた後に８〜１５分で発色です）
※求める明るさが明るいほど、ブリーチに近い脱色力になります。

この色の出方や、髪のダメージ度合いは、そのお薬やケア剤などによって違ってまります。

・ブリーチ剤

ブリーチ剤も１剤と２剤を混合して、髪を膨潤（膨らませてキューティクルを広げる）薬剤を入れます。

このキューティクルを広げる作用が通常のアルカリカラー剤よりも強くなります。

さらに、髪の毛の中の元からある色素をどんどん破壊（脱色）しないと明るくなれないので、

この脱色力も通常のアルカリカラー剤よりも強くなります。

漂白に近いイメージですので、頭皮にはお薬をつけたはいけません。

ブリーチ剤は、ハイダメージをご理解された上で行う事も大切です。

・植物性カラー剤

１００％植物性でしたら、ダメージはゼロです。

代表的なヘナですとオレンジ色ですので、髪に浸透し白髪でしたらオレンジ色の髪にしてくれます。

しかし、髪の色を抜く作用はありませので、私達アジア人の黒髪に対するカラーですと、

黒画用紙に色を乗せるのと同様に、色の変化はほとんどわかりません。

オレンジ色がお好みではない場合に、インディゴという藍の成分を入れる場合、

染めたては緑色ですが、空気酸化していくうちに数日で自然なブラウンに変色していきます。

植物性のアレルギーの確認は必要ですが、化学染料のアレルギーが発生してしまった方にとっては、

白髪染めを行える手段として有効です。

・ヘアマニキュア剤

ヘアマニキュアも直接髪の内部のダメージを与える事はありません。

髪の内部には、一切何も作用させずに、髪をコーティングするコーティング剤に色が入っています。

まさに、名前の通りネイルのマニキュアと同様のイメージです。

しかし、頭皮につくと、他のカラー剤のように簡単に落とす事ができませんので、

根元のギリギリからしか染める事はできません。

植物性カラー剤同様に、色を抜く事はないですので、黒髪の色はほぼ変わりません。

白髪には、地が白ですのでコーティング剤の色（ヘアマニキュアの色）そのままに見えます。

コーティング剤ですので、ツヤは施術後にツヤはですのですが、

ネイル同様にずっとコーティングされた状態ですと、髪自体も乾燥してまいります。

その後の他の薬剤メニュー（縮毛矯正・パーマ）の施術の場合、

ヘアマニキュアのコーティングが浸透をしづらくいたしますので、効果が得にくくなります。

さらに、薬剤メニュー時に色落ちをしやすくなります。

今後の、ご自身の髪に行うであろう他の施術を確認しながら、行いましょう。

・まとめ

それぞれ、髪の内部を染色するもの、色を抜くだけのもの、

植物成分が内部で発色するもの、コーティング剤であるもの、など、

髪のどの部分にどのように作用して、

どのように発色する（色が見える）ようになるのかを、

担当美容師さんとこれから先をご相談なさって、

ヘアカラーを楽しんだり、お悩みの解消につなげていって頂ければと思います。

綺麗な髪でお過ごしくださいませ。

最後までお読み頂きまして、ありがとうございます。

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