縮毛矯正について

酸性矯正は、神薬剤ではございません。

2021年7月13日

当店のブログにご訪問頂きまして、ありがとうございます。

トリートメント剤を使わないヘアケアサロンです。

13年間ヘアケアサロンとして、ヘアカラーや縮毛矯正も
おこなってきたピュアティが、髪に関して解説してまいります。

髪にお悩みがある方は、知ることによって解決へと導くブログとなっております。

どうぞごゆっくりご覧になっていってくださいませ。

皆様、こんにちは、ピュアティの伊藤です。

縮毛矯正をなさっている方で、酸性矯正をなさっている方はいらっしゃいますでしょうか？

今回は、酸性の縮毛矯正の解説をさせて頂きます。

・何が違うのか

１９９５年頃から始まった縮毛矯正という施術は、アルカリ矯正剤のみでした。

しかし、２０１４年頃から酸性のお薬が認可を受けて酸性矯正剤が使用され始まりました。

何が違うのかと申しますと、名前の通りお薬のphです。

通常、髪の毛自体が、ｐｈ4.5~5.5の弱酸性と言われます。

髪にお薬の作用が働く時間がかかりますが、

髪に優しいお薬となるのは、酸性のお薬と言えるかもしれません。

・「傷まなそう」だけで判断しない

「髪に優しい」となると、＝「いたまない」と感じてしまわれるかもしれませんが、

以前からお伝えさせて頂いております通り、

酸性のお薬だとしても、ダメージゼロのお薬は存在いたしません。

髪の形状や色を、毛髪内で変化させるもので、

ダメージゼロはございません。

大切なので、２回繰り返しました。

いたまない薬剤はありません。

ですので、ピュアティでは、薬剤メニューをこちらからオススメする事はなく、
オプションとなっております。

・流行ってるから良いとは限らない

「髪にやさしい薬剤」というのは、往々にして「施術者側の難度が高い」という事が多いです。

元々、縮毛矯正は、薬剤メニューの中でも、難しい施術です。

薬剤選定・放置時間・温度設定・アイロンやブロー操作・その他の薬剤処理技術など、

特に薬剤選定やアイロン操作など、

千差万別の皆様のクセと髪質にどれぐらいピタッと合わせられるかにかかりますので、

パーマやカラーよりもお時間もかかりますが、同時に難度も上がります。

そこに、さらに「弱めのお薬でクセを伸ばす」となると、新たな薬剤選定の経験値が必要となります。

弱めのお薬を過信しすぎてもいたみますが、慎重になりすぎてもクセは伸びません。

少なくとも、行うサロン側もお客様側も、

「最近よく聞くし、流行っているっぽいからやってみよう」的な流れで、

ダメージしてしまった。。などのお声もお聞きいたします。

・どのスタンスで行うか

では、酸性矯正では意味がないのか？と申しますと、

そんな事はございません。

実際に当店でも酸性の矯正は行っております。

何を持って、酸性にするのか、アルカリにするのか、という判断軸が大切です。

ピュアティでは、エイジング毛でお悩みの方が多いです。

以前は、アルカリで短いお薬の作用時間でもOKだった方でも、

カラーの頻度が増え、エイジングによる髪の強度の低下で、

アルカリの薬剤塗布時間（１０分〜１５分）でさえも耐えられない髪の強度の方々が増えました。

そうなると、お薬をつける時間をどんなに手早く行っても５分で全頭に塗布は不可能です。

一番始めにお薬をつけた箇所と最後につけた箇所では、作用の違いが大きく出てきてしまいます。

その理由で、ピュアティの場合は、ゆっくり作用する酸性矯正の方が増えてまいりました。

しかし、健康毛やクセの強くて酸性では伸び切らないという方は、アルカリ矯正をオススメいたします。
（アルカリ矯正は、現在オーナー限定の施術となります）

流行りや人気ではなく、

どうしてご自身の髪には、酸性なのか？アルカリなのか？

を縮毛矯正をなさる方は、サロンさんや担当美容師さんに理由を確認されてから

行えると良いかもしれません。

最後までお読み頂きまして、ありがとうございます。