一般的なヘアケア方法について

シャンプーの目的（ツイッターより）

2022年8月4日

当店のブログにご訪問頂きまして、ありがとうございます。

トリートメント剤を使わないヘアケアサロンです。

13年間ヘアケアサロンとして、ヘアカラーや縮毛矯正も
おこなってきたピュアティが、髪に関して解説してまいります。

髪にお悩みがある方は、知ることによって解決へと導くブログとなっております。

どうぞごゆっくりご覧になっていってくださいませ。

以前にこのようなツイートをさせて頂きました。

「毎日シャンプーはした方が良いの？」かなり多くおたずねされます。汚れていなければ洗う必要ないです。素材の違いはあってもシャンプーするほど髪が蘇る事はないです。シャンプーの本来の目的は洗う事。習慣ではなく、目的を確認すればヘアケアに迷う事もなくなります。
— 美容室ピュアティ伊藤@完全素髪ケアの髪質改善 (@itoshingo2010) February 16, 2022

今回は、こちらのツイートに対して、

掘り下げていってまいりたいと思います。

　1- シャンプーの目的の再確認

「毎日、シャンプーをした方が良いの？」

というご質問を、かなり多くいただきます。

直接のご回答といたしましては、

汚れていなければ、洗う必要は無いです。

いろんな副次的な作用をもたらす情報の入った

シャンプーの宣伝が目に入ってまいりますので、

どうしてもシャンプー本来の目的を忘れがちになってしまいますが、

「なぜ、シャンプーをおこなうのか」と申しますと

「汚れを落とすため」です。

ですので、毎日シャンプーをおこなうべきかどうかとなりますと、

汚れていれば、シャンプーをなさった方が良いですし、

汚れていなければ、シャンプーをなさる必要はございません。

　2- 世界で一番シャンプーする国

日本が、世界で一番シャンプーをする国だとされております。

世界的な習慣からすれば、

毎日シャンプーをおこなう。という国は、ほとんどないです。

先進国で、平均すれば、

２日おき、もしくは２〜３日に一回ぐらいが、シャンプーの回数です。

途上国では、シャンプー自体がありません。

毎日シャンプーをしない。という事に、日本人の皆様は驚かれるかもしれませんが、

海外の方々からすれば、日本人が「毎日シャンプーをする事」を驚きます。

日本の場合は、戦後の高度経済成長期に、化粧品メーカーの戦略として、

「毎日、髪を洗おう」という習慣づけをさせられたという説。を多く聞きます。

しかし、例え化粧品メーカーの戦略が無かったとしても、

結果、ほぼ毎日に近い頻度でのシャンプーの習慣はついていたと思います。

理由は、アジアの高温多湿の気候です。

欧米の気候の多くは、高温〜低温の「乾燥」です。

同じ気温でも快適度が違います。

アジアの、特に夏はジメジメ・ベトベトの陽気は、

一部を除く欧米の地域では、ありえないので

シャンプーを２〜３日行わなくても、日本で過ごすほど気になりません。

しかし、日本を含むアジアの地域では、高温多湿です。

その中で、汗のニオイや汚れから、清潔な生活を保つには、

「洗う」しか答えはありません。

ですので、戦後の化粧品メーカーの戦略が無かったといたしましても、

物資が豊かになり、清潔好きの私達日本人でしたら、

自然と「毎日シャンプーしよう」という習慣の結果となっていたと感じます。

3- シャンプーが髪を良くするわけではないです。

「○○するシャンプー」や「洗うだけで、○○なるシャンプー」など、

ミラクル的要素を含むシャンプーの宣伝を耳にされる事も多いです。

元々、洗う目的ですので、シャンプーの洗浄成分は大切です。

「いかに髪や頭皮に対して、優しく汚れを洗えるか」という目的には、

使われている洗浄成分が大きく左右してまいります。

しかし、シャンプーの目的は、それ以上、それ以下ではございません。

シャンプーをおこなうだけで、クセや白髪やエイジング毛が回復するならば、

皆様も私達美容師も、こんなに苦労する事なく、お悩みは解消されているでしょう。

皆様が目になさる宣伝や情報は、多くの場合、業界で既に知られてから、

エンドユーザーの皆様に届きます。

つまり、本当にそんなミラクルな製品がありましたら、

私達、サロンや美容師が既に使用している事になります。

サロンメニューから、カラーや縮毛矯正やトリートメントも無くしているでしょう。

そうなっていないという事は、、、、、、そういう事でございます。