一般的なヘアケア方法について

トリートメントのもともとの目的

2021年11月27日

当店のブログにご訪問頂きまして、ありがとうございます。

トリートメント剤を使わないヘアケアサロンです。

13年間ヘアケアサロンとして、ヘアカラーや縮毛矯正も
おこなってきたピュアティが、髪に関して解説してまいります。

髪にお悩みがある方は、知ることによって解決へと導くブログとなっております。

どうぞごゆっくりご覧になっていってくださいませ。

今回は、そもそもトリートメントは必要なのかどうかという事の解説をさせて頂きます。

・ダメージした髪（部分）は、回復できない

これは、何度もオンラインでお伝えさせて頂いておりますが、

髪の毛幹部（頭皮から生えている部分）は、生きている細胞ではなく、

細胞分裂を起こしていない細胞です。
（毛穴の中の毛根にある毛乳頭部分は、毛細血管がつながり細胞分裂をお越し毛髪を作っています）

細胞分裂が起きない＝再生や蘇生ができない

となります。

つまり、どんなものを駆使なさっても、

一度ダメージを受けてしまった部位は健康な髪に戻る事はできません。

戦後のリンス剤が出始めてから、コンデショナーやトリートメントなど呼称を変えたり、

テキスチャーや素材を変え、さまざまなメーカーのプロダクトが進化してまいりました。

シャンプー剤の進化も進みましたが、その何十年という長いシャンプー＋トリートメントという風習で、

「トリートメントで髪を回復させる」

という固定概念ができあがってまいりました。

しかし、先述の通り、髪自体はそもそも回復する機能がございませんので、

どんな補修剤・修復剤を配合しても、

一度いたんだ髪は回復する事はできません。

これが可能でしたら、すでにほとんどの皆様のダメージのお悩みは無くなり、

メーカーや私達、美容師もこんなに苦労をしてはいないでしょう。

・一時的なツヤと手触りの向上のプロダクト

ダメージが回復できないとなると、

表面的に手触り感をよくしたりツヤを出す、

もしくは、擬似的に何かを埋め込むしか、

できる事はないのが現実となります。

毛髪に限らず、体毛全ては、皮膚の変化（進化）の結果のものなのですが、

おそらくこの先も、人間の進化の過程で皮膚のように毛髪内に

毛細血管がはりめぐらされるぐらいの事が起きない限り、

ダメージした髪が健康毛によみがえる事は不可能でしょう。
（その時は、カットで毛髪からも出血が起きる事になります）

ですので、多くのトリートメント剤が、

擬似的に何かを埋め込むか、表面的に手触り感やツヤを出す。

ことしかできないのが現実です。

・まとめ

上記の通り、髪は生きている細胞でないのに、

多くの方々が、「いたんだ髪を治すため」という目的で

トリートメントをおこなっているのが現状です。

一時的に手触りやツヤは良くなったとしても、治ってはおりません。

ですので、多くの方々は、トリートメントにご満足なさっておりません。

現実をふまえて、「治すため」ではなく、

「今以上にダメージを進行させない」という目的に切り替えるところから、

意識なさってみてくださいませ。

※ピュアティでは、トリートメント剤を使用いたいしておりません。

綺麗な髪でお過ごしくださいませ。

最後までお読み頂きまして、ありがとうございます。

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