ピュアティのヘアケア方法について

３種類の「素髪」の考えかた

2021年7月23日

当店のブログにご訪問頂きまして、ありがとうございます。

トリートメント剤を使わないヘアケアサロンです。

13年間ヘアケアサロンとして、ヘアカラーや縮毛矯正も
おこなってきたピュアティが、髪に関して解説してまいります。

髪にお悩みがある方は、知ることによって解決へと導くブログとなっております。

どうぞごゆっくりご覧になっていってくださいませ。

ピュアティのスタート当初から、素髪（すっぴん髪）ケアを提唱し続けてまいりました。

最近では、ヘルシーヘアという言い方もされますが、

総称してシンプルに「余分なものを省き、素材のままの健康的な髪」という意味に近いと思います。

ひとことで「素髪」と言いましても、「髪質改善」ごとく、くくりの定義がございません。

現時点で、認識いたしている範囲でございますが、

大きく「素髪」をわけると、３つにわけれると思います。

今回は、それぞれの素髪について解説させて頂きます。

・大きく「素髪」（すっぴん髪）をわけると３つ

A.完全にサロンでもホームケアでも、一切何も髪に触れさせない「素髪」

B.シャンプーなどのヘアケアは行うけど、サロンの薬剤施術（カラー・パーマ・縮毛矯正など）を行わない「素髪」

C.ヘアケアも行うし、サロンの薬剤施術も行うけど、
トリートメント剤・スタイリング剤などのコーティングを行わない「素髪」

現状では大きく以上の３パターンになると思います。

ひとつずつお伝えさせて頂きます。

A.「一切何も髪に触れさせない素髪」

完全に何も髪に触れさせない「素髪」ケアです。シャンプー剤すらも使わないので、

いわゆる「お湯シャン」派の方もこちらの「素髪」ケアになります。

物理的なもの（クシやブラシ・ドライヤーの温風）や
水（水道水）などの最低限のモノしか髪に触れさせないというヴィーガン的な方法です。

アレルギーや超敏感肌などで、このご選択をされる方もいらっしゃいます。

ピュアティでは、ヘアケアのみならず「脱洗剤」という思考は、

素晴らしいと考えております。できるのならば、それに越した事はないです。

お湯のみで、３〜４分、一日の汚をしっかりと落とすような感覚ですすぎを行えば、

日常の外からの汚れの半分以上は落ちます。

ただし、人は常に皮脂を毛穴から出しております。

この皮脂は、ご自身の肌や髪に合った最高のオイルですので、とても大切なのですが、

この皮脂が酸化してくると、ニオイとなってしまいます。

ですので、外からの汚れはお湯で落とせど、

皮脂汚れを落とすには、シャンプーは必要となります。
（食生活で、動物性タンパク質をいっさい摂らない方は、ニオイに繋がりにくいので①でOKかもしれません）

B.「サロンの薬剤メニュー（カラー・パーマ・縮毛矯正など）を行わない素髪」

ヘアケア剤（シャンプーも含めたヘアケア剤）は使用いたしますけど、

サロンでの薬剤施術カラー・パーマ・縮毛矯正）は行わないという「素髪」です。

日本人の６〜７割の方々は、くせ毛ですので、

ピュアティでも、例外なく縮毛矯正を行う方は多くいらっしゃいます。

さらに、白髪の出始める平均年齢も下がってきております。

薬剤メニューで、一番多いカラーは白髪染めの方々です。

この素髪でいかれる場合は、多くの方々が、

白髪染めをやめてグレイヘアーとなり、

ストレートのサラサラを求めずに、ご自身のくせ毛も受け入れる事になります。

ピュアティの場合ですと、ご自身から「やめる」と決意されて、

白髪染めをやめれた方は１割、

縮毛矯正をやめれた方は１〜２割です。

８〜９割の方々は、この白髪とクセ毛というお悩みを受け入れるという事は、

日常生活で、多大なストレスとなってしまいます。
（私、オーナー自身もやめられない一人です）

しかし、この素髪ですと、髪の薬剤ダメージは受けずに過ごす事ができます。

C.「トリートメント剤・スタイリング剤などのコーティングを行わない素髪」

ヘアケア剤（シャンプー剤も含むヘアケア剤）も使用し、

薬剤施術（カラー・縮毛矯正・パーマ）も行いますが、

日常のホームケア・サロンケアや薬剤施術の処理・仕上げでもコーティング系のものを使用しない「素髪」です。

白髪や髪色のお悩み、くせ毛のお悩みは、薬剤施術で解消する事が可能です。

ケミカル施術ですので、ダメージがゼロではございませんが、

毎日のストレスに快適な髪の生活をおくる事ができます。

その分、スタイリング剤やコーティング系のトリートメントやオイル・コンディショナーも一切使用しない

すっぴん髪のケアです。

コーティング成分や工程を含まないケア剤が少ないので、限られた方法にはなりますが、

薬剤ダメージを最小限に抑える事によって、

毎日の髪へのストレスがかなり軽減されます。

以上が、大きくわけた３つですが、サロンやご自身の考え方次第では、もっと細かくなると思います。

・ピュアティでは、「トリートメント剤・スタイリング剤などのコーティングを行わない素髪」を選択。

３種の「素髪」ケアの中でも、一番の理想は、「一切何も髪に触れさせない素髪」です。

その理由は、「髪のそのままの状態」だからです。できるならそれ以上の事はないでしょう。

しかし、解説させて頂いたように、この現代生活での食生活で、動物性タンパク質を摂らないという方は、

昨今では増えてきているといえど、ごくわずかです。
（私、オーナー自身も摂らないのは無理です）

となれば、TPOに合わせて、たまには良いのかもしれませんが、

ずっと、続けるというのは困難かと感じます。

次に理想は、「サロンの薬剤メニュー（カラー・パーマ・縮毛矯正など）を行わない素髪」
となります。

ピュアティでも、薬剤メニューを「どんどん行いましょう！」と推奨はいたしません。

いたまない薬剤は存在しないからです。
（ピュアティでは、薬剤メニューはオプション枠となっております）

しかし、前述の通り、多くの女性が白髪やくせ毛で悩まれていらっしゃいます。

「それをそのまま全ての方々に受け入れてください」とうのは、あまりにも酷です。

ならば最低限のダメージに挑戦して差し上げるのも美容室の責務です。

お肌で例えるなら、カラーは肌の色を変え、縮毛矯正やパーマは美容整形と同じ事と言えます。

髪自体の事だけを考えれば、行わない方が良いとは思いますが、

それによって、髪ストレスから開放され、

快適な髪での毎日が送れるなら、それもひとつの選択肢として行っております。

結論として、ピュアティでの「素髪ケア」は、

「トリートメント剤・スタイリング剤などのコーティングを行わない素髪」

と、スタート時からなっております。

髪の中の形や色は変えれど、外側のコーティングや被膜で、手触りやツヤをごまかさない「すっぴん髪」です。

再びお肌で例えますと、コーテイングや被膜は、ファンデーションのようなものです。

一時的に、ツヤや手触りは良くなるものの、

中からの根本的な解決にはなっておりません。

ですので、ピュアティでは、

スタイリング剤や皮膜剤・ヘアオイル・トリートメント剤なども一切なくなりました。

コーテイングしない代わりに、「髪の化粧水」でたっぷりと保湿・保水してまいります。

「髪の基礎化粧」を行う感覚です。

それによって、ファンデーションでごまかさないすっぴん髪で

ツヤと柔らかさと扱いやすさを手にする事ができます。

・まとめ

今回は、２０２１年夏時点での、「素髪」に関する３つの考え方の解説をさせて頂きました。

縮毛矯正→ツヤ髪→髪質改善の流れから、

さらに「素髪」に近づいていくうような感じがしております。

オープン当初の２０１０年以前から、この素髪ケアを行っていて思うのは、

いっときの流行りやバズで、終わるものと残るものの違いというのは、

「髪の本質かであるかどうか」

だと思います。

皆様には、一時の流れに流されずに、ぜひ「本質」を見極めていって頂きたいと思います。

綺麗な髪でお過ごしくださいませ。

最後までお読み頂きまして、ありがとうございます。